サクラメントの櫻弁当

アクセスカウンタ

zoom RSS ちょっくらテキサス州のエルパソへ − その1 プチ観光♪

<<   作成日時 : 2017/08/11 01:06   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 12 / トラックバック 0 / コメント 4

ちょっくらテキサス州のエルパソ(El Paso)に行ってきました。エルパソは36年前に櫻弁当たちがUSに来た時、目的地のテキサス州オースティンに着く前に、飛行機が一度着陸したところです。その時は

画像
エルパソのダウンタウン(中央)
↓と同じ写真


空から町の様子をチラッと見ただけで、飛行機から降りませんでした。

その時の印象は砂漠の真っただ中に飛行場だけあるというか、全く何もないところという感じでした。今は、↑の写真のように家がたくさんあり、全くの様変わりです。まぁ、36年も経つとそんなものなのでしょう。

画像
南向きの眺め

↑の写真の中央はるか遠くに黒っぽい建物が5〜6軒見える辺りがダウンタウン(町の中心)です。向こうの山々はメキシコです。
画像画像

さて、皆様テキサス州はUSのどこにあるかご存知ですか?テキサス州はUS中央部の最南端の大きな州です。そしてエルパソは?というとテキサス州の西側のとんがった出っ張りの先端にあります。(笑)

テキサス州から西に向かってニューメキシコ州、アリゾナ州、カリフォルニア州の4州はメキシコに接しています。テキサス州の国境だけがグニャグニャ曲がっているのは、リオ・グランデ(Rio Grande)という川に沿って国境を作っているからです。

エルパソの辺りには10、000〜12、000年前に狩猟民族が住んでいた跡のあるウエコ・タンクス(Hueco Tanks)という遺跡があります。その後の先住民族はいわゆるアメリカンインディアンの部族で、トウモロコシを作って暮らしていたようです。

さて、時間は過ぎ去り1492年にはクリストファー・コロンブスがアメリカ大陸を見つけ、その後スペイン人が入ってきてさんざん好き勝手をしました。スペイン人は今のメキシコにあったアズテクなどの帝国を滅ぼし、北上してリオ・グランデを見つけました。
画像
エルパソ歴史博物館より
現在のシウダード・フワレスから
北向きにリオ・グランデとエルパソを見たところ。
フランクリン山脈も描かれています。

そして、1659年にリオ・グランデの南岸で現在のエルパソの南にエルパソ・デルノルテ(El Paso del Norte、北の一歩というような意味)という町を作りました。このリオ・グランデの南側の部分は現在はメキシコで、シウダード・フワレス(Ciudad Juárez)と呼ばれています。

現在のエルパソとシウダード・フワレスの辺りは一つの町になり、その後メキシコがスペインから独立した後はメキシコの一部になったり、ニューメキシコの一部になったり、テキサスの一部になったり、自治区のようなメキシコ代表とテキサス代表が話あって統治したり、まぁ、いろいろありました。
画像
エルパソ歴史博物館より
有名なシーンらしいけど
なにか忘れた・・・

そして、とうとう1846年にテキサスがエルパソを吸収しました。カリフォルニアでは1848年に金が発見され、1849年にフォーティーナイナーと呼ばれる金鉱堀りが押し寄せゴールドラッシュになったのは大体この頃のことです。

そんなわけでエルパソはUSの都市ではあるけれど、とてもメキシコっぽいです。ほとんどの人はメキシコ系で町でも店でもスペイン語が聞こえてきます。たいてい完璧なバイリンガルで、英語で話しかけると、なめらかな英語がかえってきます。 そして、東洋人や黒人あまりいませんでした。

やっぱりUSは広いです。ほんとに様々な歴史の様々な町があるものです。

画像
エルパソ美術館

エルパソ美術館にはアメリカン・インディアンぽい展示物やルネッサンスの頃の宗教画やら、ディズニーのアニメの展示やら、いろいろなものを見ることができます。

興味深かったのは、中南米のウチワサボテンに付くカイガラムシの一種のコチニール(cochineal)から採れる赤い染料についての展示でした。この染料は古くからアズテク、マヤ、インカなどでも使われていました。

画像
フランクリン山脈(Franklin Mountains)の
ヴィスタ・ポイント(展望台)

エルパソの町からシーニック・ドライブ(Scenic Drive)というフランクリン山脈の道をほんの20分ほど登るとエルパソの街並みとメキシコが見渡せます。この山は、↑の歴史博物館にあった昔のエルパソの景色の絵に出てくる山です。

画像
エルパソの東向きの眺め


画像
王者キリストの山(Sierra Del Cristo Rey)

エルパソの近くにも、ブラジルのリオデジャネイロのコルコバードほど大規模ではないけれども、山の上にキリストの像が立っています。

キリストはエルパソの街を車で走ると見えます。ちょっと遠いので焦点がうまく合いませんでしたが「DO NOT  ENTER」の道路標のDの真上辺りにキリストの像があります。

この山は実際はニューメキシコ州にあります。往復7キロ余りのハイキングで登れるそうですが、今回は行きませんでした。

画像
国境のフェンス、
トランプが建てるという壁ではありません。

国境のこんな近くにも道路が走っています。

どこぞの大統領は壁を作るのメキシコに払わせるのと息巻いていますが、リオ・グランデには鉄道の橋や歩道橋や車で通れる橋がちゃんと架かっていて、パスポートさえあればどちらの国からも行き来は自由です。

<おまけ> − エルパソに行ったわけ

一番下の娘は土木エンジニアで、会社からここ10か月ほど長期出張というか単身赴任でエルパソに住んでハイウェイを作っております。

36年前の何もない砂漠の印象とメキシコと隣り合わせの町であるのとで大丈夫かな〜と気にかかっておりました。それで様子を見に行ったのです。
画像
建設中のハイウェイの橋桁

エルパソは案外安全な町のようで、ちょっと安心しました。

画像
娘の職場のトレイラー

もうそろそろデンバーに帰れるはずなのですが、帰れという通知はたったの二週間前にくれるのだそうです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 12
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!)

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
エルパソは西部劇などにもよく出て来る町なので馴染みはありましたが、この記事を読んでその成り立ちがよく分りました。
国境に接した街なのでトランプの壁の話がいつ出て来るかとやきもきしてしまいました(笑)
娘さんは壮大な仕事に従事されているのですね。
その陣中見舞いという形で36年前に初めてUSに来た時に空港から見た景色を再び見ることが出来たというのも不思議なことです。

2017/08/11 12:52
達さん、

エルパソはそもそも町の始まりからメキシコ人で出来ていたので、東海岸のようなイギリス臭さのないところです。イギリス臭さがないといえばカリフォルニアもそうですが、カリフォルニアは東洋人が多いところが違います。
壁、行くまでは気になっていたのです。(笑)でも、住んでいる人たちはそういうことは全く気にしていないです。娘も、労働許可証を持っているのかハイウェイの工事に毎日シウダード・フワレスから通っている人もいると言っていました。
娘は小さなころから算数と絵を描くのが好きで、その二つを組み合わせて土木エンジニアになりました。(笑)エルパソは、娘がいなければ行くこともなかったでしょう。縁があるって、こういうことかなという気がします。
櫻弁当
2017/08/12 12:07
娘さん、土木エンジニアさんでしたかぁ。。今年就職した生徒(娘)も・・橋♪造ってます。
ballomam
2017/08/16 15:44
ballomamさん、

バレエも踊れて橋造って、頼もしい生徒さんですね。
日本でも橋を造れる女の子がいるとは、時代も変わったというか、よい時代になりましたね。
櫻弁当
2017/08/17 06:57

コメントする help

ニックネーム
本 文
ちょっくらテキサス州のエルパソへ − その1 プチ観光♪ サクラメントの櫻弁当/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる