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zoom RSS 「チャンプラード」と「チョコラテ・カリエンテ・メヒカーノ」♪ − メキシコのチョコレートドリンク

<<   作成日時 : 2017/11/28 04:10   >>

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チョコレートといえば何となくオランダやスイスなどヨーロッパを思い浮かべますね。ところがチョコレートのもとになるカカオ豆の原産地は

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(2)チャンプラード

現在のメキシコの辺りの中米なのであります。それも考古学の遺物によれば、紀元前1900年ごろから食べられてきたらしいのです。

現在のメキシコのベラクルーズ(Veracruz)やチアパス(Chiapas)で見つかったチョコレートドリンクを作るための容器は、マヤ(Maya)民族やアズテク(Aztec、日本ではアズテカとも呼ぶ)民族はもちろん、その前に存在したオルメク(Olmec、日本ではオルメカとも呼ぶ)民族よりも古いと言われています。


「食べられてきた」と言いましたが、昔の中米人はカカオを板チョコにして食べたわけではありません。その昔は、カカオをすりつぶし発酵させ飲み物にしました。砂糖は入れず唐辛子などの様々な香辛料でフレーバーを付けていたようです。いったい昔のチョコレートはどんな味だったのでしょう。

カカオ豆は大変貴重で、アズテク民族はカカオを通貨としても使っていました。

そしてあのコロンブスが来て、原住民がカカオ豆を貴重品として取り扱っているのを見て、何か非常に値打ちのあるものであろうということで、16世紀初頭にヨーロッパに持ち帰りました。でも、その時はカカオ豆の使い道もよく分からず、あまり話題になりませんでした。

その後、16世紀にスペイン人のコルテスがきてアズテク帝国を滅ぼしました。コルテスはアズテクの皇帝モンテズマがカカオ豆から作った飲み物を飲んでいるのを見てその様子を記述しました。

このように最初はスペインに入ったカカオ豆は、皇族の結婚などを通してヨーロッパに広がりました。最初は甘味のない飲み物だったのが、後に砂糖が加えられた贅沢品になりました。

固めた板チョコができたのは19世紀になってからのことです。オランダ人のバンホーテンやスイス人のネスレなどが知恵を絞って工夫したのはこの頃のことです。(以上、Wikipediaより)

というようなことで、メキシコでは今でもカカオ豆を丸いタブレット(板状)に形作り、飲み物にしたり料理に使ったりします。
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さて、メキシコのチョコレートの飲み物を作るにはマサ・アリーナとメキシコのチョコレートタブレットが手に入れば申し分ありません。でも、安心してください。どちらか一方がなくても、問題ありません。たとえ両方とも手に入らなくても、ちゃんとメキシコのチョコレートドリンクを作ることができます。

・ マサ・アリーナ(有)、チョコレートタブレット(有) 
   → (1)チャンプラード
・ マサ・アリーナ(有)、チョコレートタブレット(無) 
   → (2)チャンプラード
・ マサ・アリーナ(無)、チョコレートタブレット(有)
   → (3)チョコラテ・カリエンテ・メヒカーノ
・ マサ・アリーナ(無)、チョコレートタブレット(無)
   → (4)チョコラテ・カリエンテ・メヒカーノ

ここでは、(1)と(2)のチャンプラードの作り方を紹介します。

(3)と(4)はそれぞれをマサ・アリーナ抜きで同様に作るだけです。チョコラテ・カリエンテ・メヒカーノ(chocolate caliente mexicano)はスペイン語で「チョコレート・熱い・メキシコの」ということでつまりは「メキシコのホットチョコレート = メキシコのココア」ということです。メキシコに限らず、飲み物のココアは普通にホットチョコレートとも呼ばれています。

チャンプラード(champurrado)には今までよく出てきたマサ・アリーナが入っています。マサ・アリーナの飲み物はアトレと言います。チャンプラードは「チョコレート入りのアトレ」と言ってもよいですね。
アトレのレセピとマサ・アリーナの説明 → http://52305533.at.webry.info/201710/article_6.html

チャンプラード − 1人分

材料:

・ マサ・アリーナ − 大匙1杯半
・ 牛乳 − 200cc
・ チョコレートタブレット − 4分の1枚 − チョコレートタブレットはイバラ(ibarra )やアブエリータ( abuelita、ネスレ製)のものが手に入りやすいです。

手順:

・ マサ・アリーナを牛乳で溶きのばし、チョコレートタブレットを加え、かき混ぜながら沸騰させる。チョコレートが溶けた後、1分ほどかき混ぜながら弱火加熱する。ブクブク吹き上がるので気を付けて下さい。
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チョコレートタブレットが無い場合は:
材料:

・ マサ・アリーナ − 大匙1杯半
・ 牛乳 − 200cc
・ ココアパウダー − 大匙1杯半
・ 三温糖(赤砂糖) − 好みで大匙1杯から大匙1杯半 − なければ普通の砂糖でもよい
・ 粉末シナモン − 適宜 (一つまみから小匙8分の1杯まで)
・ ナッツ類(アーモンド、ペカン、クルミなど)− ナッツ大匙2杯ををまな板の上で粗みじん切りにするか又はグラインダーで細かくする。

手順:

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・ ナッツは一種類だけでも混合してもどちらでもよいです。ここではアーモンドとクルミをグラインダーで細かくしました。多少粒が残っても大丈夫です。
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・ マサ・アリーナ、ココアパウダー、三温糖、シナモン、ナッツ類を鍋にとりよく混ぜ合わせ、牛乳を加える。
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・ ダマにならないようよく混ぜ合わせ、常にかき混ぜながら1分間沸騰させる。ドロリとなって湧き上がるので、吹きこぼれないように火から外したりして煮て下さい。


チャンプラードはこのようにドロリとした飲み物になります。ナッツ類が入っているためザラッとした舌触りです。
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メキシコのチョコレートタブレットにはナッツ類やシナモンが入り、すでに甘味を付けてあるので、そのまま牛乳で煮ると「メキシコのココア」が出来上がるわけですね。

チャンプラードもチョコラテ・カリエンテ・メヒカーノも、普通のココアとはかなり違っています。でも、これも何千年も昔の飲み方とはまた全然違っているのでしょうね。

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
丁度友人のロシア土産にチョコレートをもらったんです。
なんとなく寒い国で食べるんだろうから、もっと甘ったるいんじゃないかと思っていましたら意外と普通の甘さでした。友人はおいしいもの好きなので、色々食べた結果だったのかもしれないですが・・・
こちらではカカオ70や、80といった含有量が書かれているのがありますが、90となると、これは薬かぁ?の苦さです。
写真だけ見るとチョコレートムースの様ですね。
コマダム
2017/11/28 21:05
チョコレートドリンクと書いてありましたから、普通のココアをイメージしてたら、随分とろみが、というかドロみ(笑)がある飲み物なんですね
ナッツ類の香りもあって、きっと私好みです(笑

コーヒーもココアも初めは薬用でしたから、きっと苦かったのでしょうね〜
マーシャの乳母や
2017/11/29 00:56
コマダムさん、

ロシアやヨーロッパは、チョコレートなどお菓子類はそれほど甘くしないみたいですね。USの一部の会社は(ミセス・シーズ)とかは頭が痛くなるほど甘くします。
昔のメキシコの原住民は、カカオは食べれば滋養もあるし、薬用効果もあって、神様が下さった贈り物ととらえていたそうですよ。最近の医学の研究でもチョコレートはいろいろ良い効果かあると言っています。昔の人はそういうことを経験的に知っていたのですね。たぶん、そのよい効果に砂糖は要らなかったのでしょう。
チョコレートムースのように見えますね。でも、ムースのように軽くはなく、ドロリと重いです。
櫻弁当
2017/11/29 09:28
マーシャの乳母やさん、

チャンプラードは濃ゆいです。(笑)でもチョコラテ・カリエンテの方は、濃さは普通のココアみたいですよ。
どちらも特徴は、ナッツが入ってシナモン(やクローブ、ナツメッグなど)が入っていることです。砂糖はそれぞれの好みの量を加えればよいと思います。
最近のチョコレートは唐辛子や塩を振ったものもあって、それが案外イケますね。昔の(薬用)ココアも慣れれば美味しかったのかもしれません。
櫻弁当
2017/11/29 09:35
チョコレート自体の風味は変わらずに好きです。手軽に飲むドリンクとしては、考えていません。学生の頃のアルバイトでは、少なくとも喫茶類含めほとんどのメニューを作っていました。(必要悪かも)ココアは良いのですが、アイスココアは一度ミルクで溶かしたバンホーテン・ココアに生クリームをウインナ・コーヒーのように絞りだして、お客に出していました。
その経験からか、家庭では面倒なイメージが残っていて、ずっとコーヒーです。ココアの粉末は・・時々コーヒーと混ぜてアレンジしています。
こゆい(濃ゆい)という表現がなつかしいです。妻が良く使っていました。
この時期の暖かな飲み物として、チョコレートドリンクは魅力的ですね。拝見してるだけでも、温まってきます。
しかしながら、チョコレートの歴史や背景は一冊の本ですね。
こうして・・寿司は世界に広がっていった。日本民族は滅び・・・。ハワイ州に属する形となりました。(笑)
ベランダ脳負
2017/11/29 13:50
グリコアーモンドチョコレートを牛乳かワインで溶かしたらってチョコラテ・カリエンテ・メヒカーノにはなりませんよね(笑)
コロンブスがカカオ豆の価値(利用方法)が分からなかったというのは面白いですね。
中米の地図、久し振りにじっくり見ました。
ユカタン半島、ああそんなの習ったなと懐かしいです♪

2017/11/29 15:22
ベランダ脳負さん、

フムム…アイスココア‥・興味深いです。
なぜって、英語ではなのですが、ココア(飲み物)と言う言葉はほとんど使わずホットチョコレートと言う言葉のほうが一般的で温かい飲み物なのです。それで、アイスのホットチョコレートとなるわけで、いったん温かくしたものを冷やすような印象を受けます。
一方、アイスクリームなどにかけるチョコレートシロップはスーパーに普通に売っていて、それを冷たいミルクに溶かして飲む飲み方があります。これはどちらかと言うとお子ちゃまの好物です。これに生クリームを絞るとアイスココアと言えるかもしれません。
「濃ゆい」は西日本の言い方なんですね。
チョコレートもそうですが、食べ物は国がなくなっても生き続けるのですね。
櫻弁当
2017/11/30 11:39
達さん、

シナモンを降ったら、かなり近いものになるかもしれません。(笑)
コロンブスなんて、中米の原住民から見れば海賊みたいなものだったのでしょう。カカオ豆も原住民がボートを物を運んでいるのを横取りし、その荷物の中に入っていたらしいです。その時はコロンブスの息子も同行し、息子の観察によれば、原住民はカカオ豆がこぼれ落ちたらあたかも自分の目玉が落ちたかのように必死になって探して拾っていたというのです。だから値打ちがあるのだろうと思ったらしいけれども、コロンブスにカカオ豆(豚に真珠)でしたね。(笑)
あの辺りも、いろんな歴史がありますね。USからは比較的近いけれど、この頃は物騒で気軽に行けないのが残念です。
櫻弁当
2017/11/30 11:56
マヤよりも古いのですか!!
チョコレートココア♪好きです~~
ballomam
2017/12/01 15:13
ballomamさん、

カカオ豆は、もう何千年も前から食べられていたのですよねぇ。板チョコはチョコレートの歴史で見ると、ごく最近の食べ方なんです。
ココア、美味しいですよね。
櫻弁当
2017/12/02 12:31

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