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zoom RSS 「ガラクトブレコ」♪ − ミルクパイという意味のギリシャのデザート

<<   作成日時 : 2018/07/10 01:53   >>

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最近、ひそかに地中海料理に注目している櫻弁当です。というわけで、ギリシャのデザート「ガラクトブレコ(galaktoboureko)」を作りました。

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ガラクトブレコだなんて、また舌を噛みそうなややこしい名前、と思われた方、ちょっと聞いてね。これにはちゃ〜んと意味があるのです。

まず、ガラクトブレコは「ガラクト」と「ブレコ」と分けて言います。

このガラクトはもともとは「乳」という意味です。ガラクトース血症などにも出て来ますね。ギリシャ語はたくさんの言語の語源になっていることが多いです。

そしてブレコは、地中海全域にわたってブレクまたはボレクなど土地によって多少違った名前で呼ばれていて、「パイ」という意味です。

つまりガラクトブレコはミルクパイという意味なのでです。でも、ブレクはスウィーツだけではなく塩味の付いたパイも含まれます。(ウィキペディアのブレクより)

さて、このパイの皮になるものには、フィロ(filo またはphyllo )と呼ばれる特別の材料が要ります。フィロについては以前バクラヴァ(← クリック)を掲載した時に出て来ました。興味があればぜひご覧くださいね。

櫻弁当はフィロはギリシャの特産だと思い込んでいましたが、これは間違いでした。フィロも地中海一帯で見られ様々な違った名前で呼ばれています。そしてトルコ辺りが原産国であったようです。(ウィキペディアのフィロより)

ガラクトブレコはミルク、卵、セモリナ粉で作ったカスタードのフィリングをフィロで覆って焼き、レモンの皮とシナモンで風味を付けたシロップを回しかけてしみこませたデザートです。

作る時は、材料を全部揃えて取り掛かって下さいね。


ガラクトブレコ − 20cm四角で16切れ分

材料:

シロップ:

・ 水 ‐ 180cc
・ 砂糖 − 220グラム
・ 蜂蜜 − 大匙1杯
・ レモンの皮 − 半個分 − レモンの皮の白い部分が入らないように、表皮だけを薄く剥いて下さい。ここではライムの皮を使いました。
・ シナモンスティック − 2〜3cm − なければ省いて下さい。

カスタードのフィリング:

・ 卵 − 2個
・ 砂糖 − 100グラム
・ 牛乳 − 300cc
・ 生クリーム − 200cc
・ セモリナ粉 − 80グラム
・ バニラ香料 − 小匙半杯
・ バター − 大匙1杯(15グラム)
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パイ皮:

・ フィロ − 200グラム前後 − USで売られている冷凍フィロは一箱1ポンド(454グラム)です。半箱分でちょうどよい量です。
・ バター ― 大匙5杯(70グラム)+ 必要に応じて適宜
・ 粉末シナモン − 適宜 − 出来上がった後、供する時に好みで振りかける。

焼き皿:


・ 20cm四角で4〜5cmの深さのもの1つ


手順:


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・ まずシロップを作ります。小鍋に水、砂糖、蜂蜜、レモンの皮、シナモンスティックを入れ、中火にかける。
・ 砂糖が溶けるまでスプーンでかき混ぜる。砂糖が溶けたら混ぜないで、鍋を揺すりながら加熱する。
・ 砂糖液が沸き上がり、泡のようなアクが出てきたら、スプーンですくいとる。
・ そのまま鍋を揺すりながら6〜7分煮て火を止める。泡立ちが静まり、そのまま冷ますととろみが出ます。

・ 次にフィリングを作ります。ボウルに卵を割り入れ、電動泡だて器で全体に泡立つまで30秒くらい泡立てる。
・ 分量の砂糖から約半分を卵に加え、さらに5分泡立てる。
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・ 卵の色が薄いクリーム色になり、モッタリときめ細かくなってきます。時々、電動泡だて器を止めて持ち上げると、泡が数秒表面に残った後沈むようになればよいです。
・ 別の大きめの鍋に、牛乳、生クリーム、残りの砂糖を入れ中火にかけて、鍋際の牛乳がわずかに泡立つように沸騰直前まで加熱する。
・ 火を弱火に落とし、泡だて器でかき混ぜながら、セモリナ粉を少しずつ加えていく。
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・ 火を中火に戻し、泡立て器でかき混ぜながら、1〜2分煮る。ちょっと粒粒のあるモッタリとした糊状になると火を消す。
・ この糊状の牛乳を先ほどの泡立てた卵に少し加えてはよく混ぜる。糊状の牛乳を卵に半分くらい加えたら、今度は卵の混合物を鍋に戻し、バニラ香料とバター大匙1杯加えよく混ぜる。
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・ この時、いきなり泡立てた卵を糊状の牛乳に加えると、かき卵のようになることがあるので、このように、先に卵に糊状の牛乳を加えて緩めた後鍋に戻します。


・ 焼き皿にフィロを敷きこみます。電子レンジで使える入物に分量の半分のバターを入れ、電子レンジに数秒ずつかけて様子を見ながら溶かす。
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・ フィロは乾くとバリバリになり扱いにくくなるので、大まかに半分に分け、水で湿して固く絞ったペーパータオルで覆っておく。
・ 焼き皿の内側全体にハケで溶かしバターを塗る。
・ フィロを一枚取り出し、焼き皿の幅に折り、焼き皿の片側の横側にもフィロが当たるように折って敷きこむ。
ハケで溶かしバターを10~15滴くらい振りかける。
・ 同様に、フィロを反対側の横側にも当たるように敷きこむ。溶かしバターを振りかける。
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・ これを繰り返して、分量の半分のフィロが焼き皿の内側の前後左右に来るように、つまり焼き皿の内側全体がフィロで覆われるように並べる。フィロを置くたびに、溶かしバターをふりかけてください。
・ フィリングを入れ、平らに均す。
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・ オーブンを点火し160℃に設定する。
・ 残り半分のフィロを一枚取り出し、焼き皿の幅に折り、フィリングの上に敷きこむ。フィロの端が焼き皿よりはみ出ても大丈夫です。溶かしバターをハケで振りかける。溶かしバターがなくなれば残りのバターを溶かして下さい。
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・ これを繰り返して、残りのフィロを全部敷き詰める。
・ 焼き皿よりはみ出たフィロをヘラで横に押し込む。
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・ 残りの溶かしバターを表面にたっぷり塗る。足りないようならバターをさらに大匙1杯溶かして使う。
・ 包丁で上部のフィロに切れ目を入れる。
・ 温まったオーブンで約1時間、よい焼き色が付くまで焼く。
・ オーブンから取り出し、室温に冷えたシロップを満遍なく回しかける。
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・ このまましばらく置くと、シロップはフィロに吸収されて液体は見えなくなるはずです。室温まで冷めたら、覆いをして冷蔵庫に置く。


これで出来上がりです。いただく時に好みで粉末シナモンを振って下さい。
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ガラクトブレコは、カスタードフィリングは薄甘くセモリナ粉のせいでわずかにざらついた食感です。一方、フィロのパイ皮はパリパリしながらも吸収したシロップのせいでねっとりと甘いです。

ガラクトブレコはきっちり覆いをして冷蔵庫に置くと一週間もちますが、フィロが湿気て柔らかくなるので早めに食べる方が良いかもしれません。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
僕も一時イスラエルやトルコの料理を食べ歩いた時期がありましたが、レバノンやギリシャ料理の専門店は京都にはないようで、食べるには至っていません。
確かにギリシャ語は多くの言葉の語源になっていますね。
でも、ガラクトブレコはミルクパイと言った方が分かり易いですね
レモン(ライム)風味の薄皮のパイ、食べてみたいです。

2018/07/11 00:03
達さん、

地中海料理はレストランもそれほどないのですか。フムム、これはビジネスオポチュニティーではありませんか。ベーガンを売り物にしないまともな地中海料理のレストラン、誰か作らないかしらん。(笑)
ギリシャ語はよく科学用語の語源にもなっていますね。
ミルクパイといえばギリシャのあたりからクロアチア、ハンガリーのほうにも似たような形状のお菓子が見られます。食文化がどうつながるか、見てみるととても面白いです。
あ、チキンシャワルマ、何回か作って見ました。美味しく出来ましたよ。
櫻弁当
2018/07/11 10:23

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