サクラメントの櫻弁当

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zoom RSS 素朴な「プラム・ダンプリング」♪ − 東欧の食No.20 − メリケン粉シリーズNo.47

<<   作成日時 : 2017/06/27 02:56   >>

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中国料理に凝っているといいながら、東欧にも行ってみたい櫻弁当です。(笑)今年も、我が家ではプラムの季節がやってまいりました。これを使って何か作ってみましょう。そうそう、いいものを思い付きました。

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プラム・ダンプリング(プラムの団子、 plum dumpling)です。これはオーストリアの料理の本を参考にして作りました。ドイツ語ではZwetschgenknödel(ツウェッチケンクヌーデル)といいます。
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インターネットで調べてみると、プラム・ダンプリングはオーストリアに限らず東欧一帯に見られます。Wikipediaによるともともとオーストリア・ハンガリー帝国発祥のようです。

オーストリア・ハンガリー帝国・・・懐かしいですねぇ、美人の皇后のシッシーやその夫の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世を思い出します。

オーストリア・ハンガリー帝国(the Austro-Hungarian Empire )は1867年から1918年まで続いた帝国で、単にオーストリアとハンガリーを組み合わせただけの国ではありませんでした。現在のチェコ共和国、オーストリア、スロヴェニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビアの一部、ルーマニアの一部、ハンガリー、スロバキア、ウクライナの一部、ポーランドの一部等々を含む広大で多民族の帝国(連邦国)だったのです。
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オーストリア・ハンガリー帝国(the Austro-Hungarian Empire )

オーストリア・ハンガリー帝国発祥のプラム・ダンプリングはどうりで東欧一帯で見られるはずです。

オーストリア・ハンガリー帝国はその末期には第一次世界大戦発生にかかわった国です。ヨーロッパの列強国が大まかに言ってドイツ、オーストリア、オスマン帝国(トルコ)、ブルガリアなどの中央同盟国とイギリス、フランス、ロシアを中心とする連合国に分かれ、戦いました。

そういえば、ANZAC (オーストラリア・ニュージーランド軍団)が建国以来初めて大戦争に参加し、オスマン帝国のガリポリで惨敗したのが1915年です。オスマン帝国と戦ったということは、ANZACはオーストリア・ハンガリー帝国側とは敵対していたのですねぇ。ひょんなところで世界史のつながりを感じます。

プラムダンプリング − 8個

材料:

ポテト生地:
・ ジャガイモ − 300グラム − 皮をむいて3〜4cm角に切る。
・ バター − 30グラム(大匙2杯) − 柔らかくなるようにしばらく室温に置く。
・ 小麦粉(薄力粉) − 120グラム + 打ち粉用に適宜
・ セモリナ粉 − 30グラム
・ 塩 − 小匙8分の1杯
・ 卵黄 − 2個

フィリング:
・プラム − 8個 − 3〜4cmの小さめのものが扱いやすい
・ 角砂糖 − 8個

バターパン粉:
・ バター ‐ 55グラム(半本)
・ パン粉 − 100グラム
・ 粉砂糖 − 適宜 − 仕上げ用

手順:

・ ジャガイモがかぶるくらいの水とジャガイモを鍋に入れ、フォークがスッと通るまで15〜20分茹でる。
・ ジャガイモを茹でている間にプラムを洗って水気をふき取り、包丁で切り離してしまわないように注意しながら切れ目を入れ種を取り除く。
・ ジャガイモの茹で汁を捨て弱火にかけて水気をとばし粗熱が取れるまで冷ます。
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・ ジャガイモにバター大匙2杯を加え、フォークかポテトマッシャーで丁寧に潰す。薄力粉、セモリナ粉、塩、卵黄を加え混ぜ合わせる。
・ ひとまとまりになったらボウルの中で軽く2〜3回押しては畳んで捏ねる。あまり捏ね続けてはいけません。軟らかめの生地になるはずです。
・ 打ち粉を降った台の上にとり直径5〜6cmの棒状にまとめる。生地を8切れに切る。
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・ 打ち粉を降って伸し棒で生地を直径12〜13cmに伸ばし、プラムに角砂糖を入れ包む。包んでいる間に大きな鍋に6〜7cmの深さのお湯を沸かす。
・ 全部包んだら、お湯にダンプリングをそっと入れ、浮き上がったら時々裏返しながら15分くらい弱火で茹でる。
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・ 茹でている間に小鍋にバター半本を弱火で溶かし、パン粉を加えて常に混ぜながら炒める。パン粉がバターを吸い込みやや色付いて香ばしい香りがすればよいです。
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・ ダンプリングが茹で上がったら、穴あきおたまじゃくしで掬い上げ水気を切る。
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・ お皿に炒めたパン粉を敷きダンプリングを置いてさらにパン粉を振りかける。好みで粉砂糖を振っていただきます。


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バターで炒めたパン粉は付け足しのように見えますが、もっちりしたダンプリングとカリカリと香ばしいパン粉がよく合うので必ず一緒に召し上がって下さい。

このダンプリングは材料のプラムの味が決め手です。我が家のプラムは酸っぱいので角砂糖を入れても酸っぱいダンプリングになりました。おやつ、デザート、サイドディッシュからメインディッシュにもなるので、甘味は粉砂糖で好みに調節してください。

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
不思議なデザート?ですか・・・。本当に櫻弁当さんはお料理マニア!カブトムシたちの音楽記事が掲載されないのは、残念。
私にっては学習なのに・・・。
FREEHAND(ベランダ主夫)
2017/06/27 12:23
プラムが丸ごと入っているのですねぇ。。甘く過ぎなくて良いですねぇ。。
オーストリア・ハンガリー帝国ですか!こんなに大きかったのですね!!
ballomam
2017/06/27 14:09
近代史のヨーロッパの勉強になりました。
多民族は宗教問題もややこしくって戦争になったりしますが、美味しい食文化では共通点もあるんですね。
国ごとに少し変化して、受け入れてそこの国のものとなる。
全てにそうなればいいのにと思います。
・・・写真のイチジクが気になりますが・・・
コマダム
2017/06/27 15:16
オーストリア・ハンガリー帝国懐かしいです。
今のオーストリアやハンガリーからは想像もつかない大帝国で、ハプスブルグ家は神聖ローマ帝国の皇帝でもあったから実質的にドイツ帝国も支配していたのでしょうね。
マリーアントワネットもそうでしたっけ?
このプラム・ダンプリングは作り方を間違えると変わりコロッケになりますね

2017/06/27 19:08
FREEHAND(ベランダ主夫)さん、

このダンプリングはデザート、おやつ、軽食、サイドディッシュからメインディッシュにまでなるのですって。なんか不思議な食べ物ですね。(笑)甘味の強さで何にするか調節するのかなと思います。
あのカブトムシたち、載せられないのが残念でする・・・
櫻弁当
2017/06/28 03:31
ballomamさん、

はい、丸ごとです。甘味は粉砂糖で調節したらよいので便利です。
私もオーストリア・ハンガリー帝国がこんなに大きかったとは地図で見るまで知りませんでした。
櫻弁当
2017/06/28 03:34
コマダムさん、

歴史って、それだけで覚えようとすると全然面白くないです。(笑)でも、食べ物とか興味のあるものに引っ掛けると、あぁ〜そうなんだ〜とつながりが見つけられます。
「国ごとに少し変化して、受け入れてそこの国のものとなる。」ほんとに世界中がそうなったらいいですね〜。あちらはあちらのやり方があり、こちらはこちらのやり方があると、お互いの違いを受け入れて仲よくすればよいのにと思います。
イチジク、毎日ちょこちょこ秋まで採れるのですよ。
櫻弁当
2017/06/28 03:42
達さん、

オーストリア・ハンガリー帝国、興味深いです。ハプスブルク家はものすごく大きなファミリーでしたね。
そうそう、マリー・アントワネットはオーストリア・ハンガリー帝国より100年くらい前のひとですが、オーストリアのマリア・テレサの16人の子供うちの15番目です。モーツァルトより数か月年上で、子供のモーツァルトが宮廷で演奏していた時はいたはずです。ひょっとしたら遊んだりしていたかもしれません。
アハハ、確かに変わりコロッケですね。(笑)
櫻弁当
2017/06/28 03:52
ニョッキのような食感でしょうか?
プラムが入るとデザートっぽくなりますね
ヨーロッパの国々はくっついたり離れたり(今もEUという形でくっついてますね 笑)してきたから、文化的なものも似てくるのでしょうね
マーシャの乳母や
2017/06/28 22:19
マーシャの乳母やさん、

さすが〜。この生地はポテトニョッキそのものなんです。モチッとしながらも軽いです。
ヨーロッパの国々は、歴史的に見ると、しょっちゅうくっ付いたり離れたりしています。で、だんだん文化が均一になるかというと、却って民族のアイデンティティーを保とうとするようです。だから、言葉も文化も国々によって違います。ほら、日本だって、県が違えば微妙にものの言い方は仕方、食べ物などが違いますね。
コミュニケーションでは、ヨーロッパではほとんどの人は英語が話せるし、マルチリンガルの人がけっこういます。
櫻弁当
2017/06/29 11:30

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