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zoom RSS 「パン・デ・ムエルト」♪ − メキシコのパン - メリケン粉シリーズNo.49

<<   作成日時 : 2017/10/17 00:08   >>

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今年もまたハロウィーンが近づいてきましたね。この時期にはメキシコではディア・デ・ムエルトス(Dia de Muertos)というお祭りがあるのです。ディア・デ・ムエルトスは

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英語ではDay of the Dead、つまり「死者の日」という意味です。

ディア・デ・ムエルトスは、メキシコでは重要な休日で10月31日、11月1日、11月3日の三日間執り行われます。

この日には、亡くなった祖先や親族を偲び、その魂が戻ってくるよう祭壇を祭ります。そして、特別なご馳走を作ったり、お墓詣りをしお供えを置いたり、頭蓋骨をかたどった置物を置いたりマリーゴールドの花を飾ったりします。
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インターネットから拝借した画像

このお祭りは日本人には理解しやすいように思います。どう見てもお盆ですね、これは。

こういうお祭りは、メキシコの辺りではもともと数千年前から初夏に行われていました。コロンブスが15世紀末に来てスペイン人が支配してからは、キリスト教の11月1日の万聖節(All Saints' Dayまたは All Hallows' Dayとも言う ) と11月2日の万霊節(All Souls' Dayつまり死者の日)の影響を受け、現在の日にちになりました。(以上 Wikipedia、Day of the Deadより)

因みに10月31日のハロウィーン(Halloween)は、All Hallows' Dayの前夜(Eve)から由来した名前です。どうやらハロウィーンはそれだけが独り歩きし、キリスト教の本来の万聖節や万霊説は忘れてしまったようです。今でも多くのキリスト教の国々では、カトリックもプロテスタントも万霊節の日には亡くなった人々を偲んでお墓参りをするようです。(以上、Wikipedia、All Souls' Dayより)

これは個人的な好みですが、USのハロウィーンの猟奇的は血だらけの装飾や浮ついたお祭り騒ぎより、ディア・デ・ムエルトスのお祭りの方がしっくりきます。ディア・デ・ムエルトスにしても、厳粛なというよりはけっこう楽しく過ごす行事のようですが。

さて、パン・デ・ムエルト(Pan de Muerto)はこのディア・デ・ムエルトスのお祭りには欠かせない食べ物です。名前からして「死者のパン」ですからね。

でも、名前からは想像できないようなふんわりとして風味の豊かな美味しい菓子パンです。

パン・デ・ムエルト − 13〜14cmのもの3個分

材料: 

• パン用小麦粉 – 270グラム
• グラニュー糖 −大匙2杯 + 仕上げ用に適宜
• インスタントイースト(赤サフ) − 小匙1と4分の1杯
• 塩 − 小匙4分の1杯
• アニスシード − 小匙1杯 − 代わりに粉末シナモン小匙半杯でもよい

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オレンジ花水
この製品は300cc入りの瓶詰で
約2年もつそうです。

• 削ったオレンジの皮(オレンジ色のところ)− 小匙1杯 −代わりにオレンジ花水(オレンジブロッサムウォーター)小匙1杯、またはオレンジオイル1滴でもよい
• 牛乳 − 120cc
• バター − 30グラム(4分の1本) − 室温にしばらく置き3〜4片に切っておく。(本来はラードを使う)
• 卵 − 1個

艶だし用のグレーズの材料:

・ グラニュー糖 − 大匙4杯
・ オレンジのしぼり汁 − 大匙3杯 - 代わりにレモン汁大匙1杯と水大匙2杯でもよい
・ 削ったオレンジの皮 − 大匙1杯 − レモンの皮でもよい

手順:
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• 牛乳とバターを電子レンジで使える容器に入れ、電子レンジでバターが溶けるようにぬるま湯程度の温度に温めフォークでよく混ぜる。バターが溶けたら卵を割り入れ溶き混ぜる。オレンジ花水を使う時はここに入れて下さい。
• パン焼き器(ホームベーカリー)に小麦粉からオレンジの皮までの材料を入れる。
• 牛乳の混合物を小麦粉に加え、パン焼き器の捏ね機能(ドウモード)で20分捏ねる。
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• 捏ねた生地を分量外の植物油を大匙1杯塗ったボウルか容器に入れラップで覆って、体積が3倍になるまで発酵させる。
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• 生地が3倍になったら、台の上に取り出し4等分する。4片の生地の3つは丸く丸める。
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• ↑の画像を参照して、1つは長方形に伸ばし三等分する。さらに3分の1を切り取る。この部分は丸く丸める。この部分は頭蓋骨(skull)とも涙(tear)とも言われます。
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・ 残りの部分はさらに半分に切り棒状に丸める。人差し指、中指、薬指で3か所抑えて転がし、4つの数珠玉が1〜2cm離れてつながったように形成する。この部分は骨(bones)と言われます。
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• 丸く丸めた3つの生地を直径10cmあまり、厚さ1cmくらいに平たく押しつぶし、「骨」の生地を十文字に乗せる。十文字の中心をお箸の太い方でしっかり押さえ水で湿らせ、「頭蓋骨」の部分を乗せる。
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• 形成した生地にラップをふんわりとかけ、1時間発酵させる。
• 発酵させ始めて50分経ったら、オーブンを点火し190℃に設定する。
• 1時間発酵したら、中段で18〜20分焼く。
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• パンが焼けている間に艶出しグレーズを作る。小鍋にグラニュー糖と柑橘類のしぼり汁と削った皮を入れ、かき混ぜながら加熱し、グラニュー糖が溶けたら火を止める。
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• 焼けたら、刷毛で艶出しグレーズを満遍なく塗る。
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• 好みによって、このままか、グラニュー糖をまぶしつける。またはゴマをまぶしてもよいです。


このパンは出来立てが美味しいです。2〜3日はもちますが、せっかく塗った艶出しがパンに吸収されてしまい普通のパンのような表面になります。

このパンに欠かせないのはマサ・アリーナ(トウモロコシ粉)を使ったチャンプラードというチョコレートドリンクです。↑のインターネットから拝借した画像にもマグに入ったチャンプラードが写っていますね。

パン・デ・ムエルトはチャンプラードに浸していただくととても美味しいです。チャンプラードのレセピも、いつか掲載しますね。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
死者の日ですか。中南米のインディオを思わせる響きがありますね。
数千年の歴史のあるメキシコ独自のお祭りがコロンブス以降キリスト教の影響を受けているというのも、当時の宣教師の影響力を知る上で興味深いです。
このパンの上にクロス状に生地が置かれているのもキリスト教の影響でしょうか?
どんな味がするパンなのか?柔らかいのですか?
僕は胡麻よりグラニュー糖を掛けたいです。


2017/10/17 01:31
達さん、

たぶん、日本のお盆のような考え方はメキシコを含めて中南米では昔からあったのではないかという気がします。
でもまぁ、キリスト教を使ったスパ二ヤードの影響は大きいですよ。ブラジルはポルトガル語を話しているけれど、その他の中南米の国々はみなスペイン語で、人口の多数はメスティーソと言って混血です。
あの十文字は骨を表し、トップの丸いものは頭蓋骨のつもりなんです。海賊の旗の頭蓋骨の印(skull and crossed bones)をもっと象徴的に穏やかにしたようなものです。(笑)
パンはシナモンや柑橘類の皮でフレーバーを付けてふんわりと柔らかく美味しいです。
やっぱり、グラニュー糖は人気がありますね。
櫻弁当
2017/10/17 08:13
↑成程~~このパンは骨と骸骨の形なのですね。。
ハロウィーンはお盆のような行事の前夜祭だったのですねぇ。。
日本でもすっかり一人歩きしていますねぇ。。

ballomam
2017/10/17 14:07
粉物シリーズはもうナンバー49ですか!個性的で楽しそうです。オレンジの花の水を日本のスーパーマーケットで見かけたことがありません。しかしながら、そういうところが好奇心をそそります。エンターテイメントよりも深いものを感じます。
関係はないと思いますが、デザイン上なぜか骨はクロスさせますね。海賊の骨もクロスさせます。肯定的な表現でなくて、否定的な雰囲気や明るい雰囲気の反対の意味を想像します。
それだけで・・肥満を気にせず、パンを複数食べそうです。(笑)
そういえば・・なぜ日本は一般的に「パン」が公用語なのかな?バイトでウエイターしたときに「ブレッド」と話していた記憶があります。(素朴すぎてすみません)
FREEHAND(ベランダ主夫)
2017/10/17 14:08
ballomamさん、

そうなんですよ。考えてみれば気味が悪いですが、美味しいのでパクパク食べてしまいます。(笑)
今のハロウィーンはいったい何が有意義なのか、何年経ってもよくわからないです。
櫻弁当
2017/10/19 10:56
FREEHAND(ベランダ主夫)さん、

メリケン粉を使ったものはけっこうあるんですよね。(笑)
オレンジ花水はこちらの普通のスーパーでもないですね。トランプが何と思おうと、USは世界中からの移民で出来た国です。それで、ありがたいことにサクラメントには中近東系のスーパーがあるのです。オレンジ花水はそこで見つけました。
そうですね。なぜか骨はクロスさせますね。否定的といえば、一年近く前に日本に行ったとき、ダメということを前腕をクロスする身振りで表すのに何回か出くわしました。ところが、あの身振りは日本独特なので、連れの外国人たちはさっぱりわからず、無視していました。(笑)
パンは、たぶん昔ポルトガル人が来た時に使われた言葉ではないかと思います。
櫻弁当
2017/10/19 11:47
日本でもハロウィンの仮装して馬鹿騒ぎ≠フ季節がやってきました〜 
オレンジ花水というのは初めて見ました 缶詰もあるんですね〜
これは柑橘系の爽やかな香りのパンですね♪そこに骨のクロスとは面白いです
マーシャの乳母や
2017/10/20 00:09
マーシャの乳母やさん、

またあの季節ですね〜。(笑)
オレンジ花水は、北アフリカから中近東でよく使われるようです。USでも、中近東系の食品店で買うかアマゾンで通販ですね。これは瓶詰で、柑橘類の花の甘い香りがします。
小さいパン・デ・ムエルトだと、トップの丸い部分は省くこともあります。でも、あの骨の十文字は必ず置きますね。なんというか、イメージと味がかけ離れたパンです。(笑)
櫻弁当
2017/10/20 11:16

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